■アメリカ国立癌研究所
肺癌抑制に天然ビタミンEが有効に作用すると発表

 アーモンドなど、ビタミンEを多く含む食品を摂取した喫煙者は、肺癌にかかるリスクを大幅に抑えるこ とができるという研究発表が、昨年10月の米国国立癌研究所のジャーナル誌で報告されました。米国衛生 協会を構成する団体の一つ、国立癌研究所(National Cancer Institute)は、フィンランドの国立衛生施 設と共同し、ビタミンEやべ一夕カロチンなごが肺癌抑制にもたらす効果を測定したところ、ビタミンEの 摂取量が多ければ多いほど、また、被験者の喫煙歴が短ければ短いほど、肺癌にかかるリスクが低くなる という研究データを発表しました。

 実験では、フィンランド在住の男性喫煙者(50〜69歳)の中から無差別に29,133人を選別し、5〜8年間 に及びアルファトコフエロール(Alpha−tocopherol:ビタミンEの主要成分)を一日50mg摂取させ、肺癌 の抑制作用をモニターしたところ、血中のアルファトコフエロール値が最大だった被験者は、最小の被験 者と比べ、肺癌にかかるリスクが19%低下していたことが確認されました。さらに、60歳以下で、喫煙歴 が40年以下の被験者グループにおいては最大50%のリスク低下が見られました。被験者の喫煙歴が短く、 かつ、血中のアルファトコフエロール値が高ければ高いほど肺癌のリスクを低下させることから、喫煙歴 が浅いうちからビタミンEを大量に取ることで腫瘍形成を抑制できるであろうことが示唆されました。

 さらに国立癌研究員で報告論文作成スタッフのデメトリス・アルバンズ氏は以下のようにコメントして います。「ビタミンEの効果を最大限に活用するには食生活をコントロールすることが大切で、単ににビタ ミ剤に頼れぱよいという訳ではない。食物から自然に摂取する方法に比べ、ビタミン剤などのサプリメン トがもたらす作用は、今日までの研究ではまだ不解明である。ビタミンEはアーモンドをはじめとするナッ ツ類に多く含まれている」。

 アルファトコフエロールは、ビタミンEの主要構成成分で、ビタミンEの抗酸化作用の大黒柱的存在で す。アーモンドには他の食品に比べ、ビタミンEがご覧の様に多く含まれております。