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6月29日(現地時間)、米国農業統計局(NASS)は、今年2007年産カリフォルニア・アーモンド生産量の最終予想を13億3千万ポンド(約60万3千トン)と発表した。予想収穫面積は、61万5千エーカー(24万9千ヘクタール)。 この予想量は5月の第1次予想、13億1千万ポンドから1.5%の上方修正で、昨年2006年産の、11億1千3百万ポンド(2007年5月末時点)からは19%の増産となり、史上最高の生産量を2年連続で更新する事となる。 主要品種ノンパレルは総生産量の約36%、前年比3%増の4億7千3百万ポンドと、若干の増産予想となっている。 今年カリフォルニアでは、2月中旬から3月上旬のアーモンド開花期間中、前半のノンパレル種等早咲き種の開花期は降雨に見舞われたものの、後半は天候が回復し蜜蜂の受粉活動は概ね順調であった。 過去数年にわたる活発な作付けにより、今秋の予想収穫面積は前年から3万エーカー増え、5%増となっている。収穫される樹木数の増加と、今年の順調な受粉、結実、生育が増産予想の要因となっている。 調査時点での樹木当りアーモンド種実結実数は前年調査時に比べ10%増となっているが、種実一粒当りの重量は6%減となっており、昨年に比べ全体としては小粒寄りとなるとみられる。 又、アーモンド種実部分の生育は順調で、収穫は平年並み、或いは若干早く始まるといわれている。 |
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[解説-NASSレポートより] |
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カリフォルニア・アーモンドの作柄予想は、アーモンド・ボード・オブ・カリフォルニア(ABC)が資金を提供しているものの産業、業界の思惑の影響を排除する為、米国農務省の機関、NASSによって実施発表される。 5月に発表された予想がSubjective Crop Estimateと呼ばれ、アーモンド生育初期(4月頃)に生産者への聞き込み調査を基に算出するのに対して、今回の作柄予想はObjective Crop Estimateと呼ばれ、生育中期の農園を実際に立ち入り調査し、客観的、統計学的に算出されるもので一般的に後者の方が信頼度は高いとされる。 今年の調査は5月24日から6月18日に亘り、865の農園、1,730本の樹木から摘果調査の上データが作成されている。 樹木1本当たりの平均結実数は7,413(昨年比10%増)、ノンパレルだけで見ると7,067(昨年比3%増)となっている。 又、今年摘果されたアーモンドは98.5%が健全な状態及び形状であったことが報告されている。 総生産量はさらに、1粒当たりの平均重量(1.47g、昨年比6%減)、1エーカー当たりの平均樹木数、予想収穫面積といった基礎データをベースにし、さらに収穫時期までの水分の減少等、調整を加えて算出される。 尚、CASSは今回の予想値に対して、1,235百万から1,425百万ポンドの間に最終生産量が収まる確率は80%としている。 |
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市場関係者は、この最終予想が1次予想から上方修正であったものの、大幅なものではなかった為、事前の来期供給見通しから基本的に変わらないと見て、2007−08年期の本格的な販売に入るものと想定される。世界的に需要が伸張を続ける中、一昨年主要品種のノンパレルが1ポンド当り4ドル越えという史上最高の高値まで高騰したアーモンドは、世界の80%を生産する、カリフォルニアの2年連続の増産により、その価格も2ドル台前半まで下がり落ち着きのあるレベルとなる事が予想されている。 来期(2007年8月〜2008年7月)のカリフォルニア・アーモンドの需給は下記の様に予想される。
世界的に需要は再び大幅な拡大基調にある中、産地では昨年2006年産がほぼ完売状態にある事、多くの市場、需要家は2007年産の出荷待ちなっている事、又主要輸出先のヨーロッパ通貨が対米ドル堅調な事な事等から、年末に向けての需要期間、さらには来年2008年産の作柄を占う来春の開花期前までは、相場に大きな変動無く推移する事が予想される。 |