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7月6日(現地時間)、米国農業統計局(NASS)は、今年2006年産カリフォルニア・アーモンド生産量の最終予想を10億5千万ポンド(約47万6千トン)と発表した。予想収穫面積は58万エーカー(235,000ヘクタール)。 この予想量は5月の第1次予想、10億2千万ポンドから2.9%の上方修正となり、昨年2005年産の、9億1千1百万ポンド(2006年5月末時点)からは15%の増産となる。 主要品種ノンパレルは総生産量の約36%、前年比34%増の3億7千8百万ポンドと大幅増産予想となっている。 今年カリフォルニアでは、アーモンド開花期間中に産地全域で氷点下の気温と霜、断続的な降雨に見舞われ、受粉障害等の被害が心配されていたものの、作付面積と樹木数の増大に加え、昨年の不作型の翌年で増産パターンにあたり、開花期の天候によるネガティブ要因を相殺し余りあった結果と考えられる。ただし、58万エーカーの予想収穫面積の潜在生産能力は、今回の予想量をかなり上回ると見られ、必ずしも豊作型とは見られないともいわれる。 調査時点での樹木当りアーモンド種実結実数は前年調査時の23%増となっているが、種実一粒当りの重量は12%減となっており、昨年に比べかなり小粒寄りとなる事が明確になった。 又、今回の調査と発表の遅れにも見られる様に、アーモンド種実部分の生育と成熟は例年より遅れており、収穫が遅れる事を示唆している |
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[解説-NASSレポートより] |
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カリフォルニア・アーモンドの作柄予想は、アーモンド・ボード・オブ・カリフォルニア(ABC)が資金を提供しているものの産業、業界の思惑の影響を排除する為、米国農務省の機関、NASSによって実施発表される。 5月に発表された予想がSubjective Crop Estimateと呼ばれ、アーモンド生育初期(4月頃)に生産者への聞き込み調査を基に算出するのに対して、今回の作柄予想はObjective Crop Estimateと呼ばれ、生育中期の農園を実際に立ち入り調査し、客観的、統計学的に算出されるもので一般的に後者の方が信頼度は高いとされる。 今年の調査は5月31日から6月23日に亘り、834の農園、1,668本の樹木から摘果調査の上データが作成されている。 樹木1本当たりの平均結実数は6,723(昨年比23%増)、ノンパレルだけで見ると6,848(昨年比47%増)となっている。 又、今年摘果されたアーモンドは97.4%が健全な状態及び形状であったことが報告されている。 総生産量はさらに、1粒当たりの平均重量(1.57g、昨年比12%減)、1エーカー当たりの平均樹木数(105本)、予想収穫面積(580,000エーカー)といった基礎データをベースにし、さらに収穫時期までの水分の減少等、調整を加えて算出される。 尚、CASSは今回の予想値に対して、971百万から1,129百万ポンドの間に最終生産量が収まる確率は80%としている。 |
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市場関係者は、この増産予想と1次予想からの上方修正を歓迎しており、販売業者は2006−07年期の本格的な販売に入るものと想定される。昨年同時期に、主要品種のノンパレルが1ポンド当り4ドル越えという史上最高の高値まで高騰したアーモンドの産地販売価格は、今年に入り徐々に下降し、この発表前には2006年産の唱え値は2ドル台後半となっていたが、今回の上方修正による影響は限定的と思われる。又、出荷と消費が回復基調にある中、2005年産在庫が産地から枯渇し、市場在庫も低減する中で、新しいシーズンを迎える事になり、今後半年程の市況は予断を許さない。 来期(2006年8月〜2007年7月)のカリフォルニア・アーモンドの需給は下記の様に予想される。
今後数ヶ月間は、多少の混乱が続く可能性があるが、通年では供給は緩和され、需要が回復し安定し落ち着いた市況となって行く事が期待される。さらに過去数年に亘る作付けの増大により、2007年以降も増産基調にある事を留意したい。 |