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カリフォルニア州モデスト発 現地時間5月11日、カリフォルニア州農業統計局(CASS)は、今年2005年産カリフォルニア・アーモンド生産量の第一次予想を8億5千万ポンド(38万6千トン)と発表した。 昨年の生産量、9億9千8百万ポンド(4月末実績)から約15%の減産予想となる。 今回同時に発表された予想収穫面積は昨年と同じ、55万エーカー(22万3千ヘクタール)。 今回の作柄予想は、Subjective Crop Estimateと呼ばれCASSによる収穫面積予想とアーモンド生産者への主観的な作柄予想の聞き込み調査をベースに算出発表される。これに対し実際の農園、樹木、果実の生育状況を実地調査して行なわれるObjective Measurement Surveyの結果は、最終作柄予想として6月30日に発表される予定である。 今年、カリフォルニアではアーモンドの開花が例年より少し早く2月初旬に始まったが、その期間中の天候は総じて不順だった為、生産者はミツバチによる受粉が不十分であったと見ていた。特に前半に降雨が集中した為、早咲きの主要品種ノンパレルの減産幅が大きいと言われる。又、2月中の気温が高めに推移した為、開花期間が短くなった事も受粉を制限し、結実量を減らした要因と見られる。 この減産は事前に予想されていたものの、世界的に増大を続けてきた需要に対して、深刻な供給不足が懸念されることとなった。 昨年秋以来急激な高騰を続けてきたアーモンドの産地価格もポンド当り3ドル台後半から、4ドル台レベルと、当分の間、高値どまりとなる可能性が高くなった。 又減産時の傾向として、収穫されるアーモンドが大粒に偏る事が予想され、ノンパレルの小粒指定のユーザーにとっては、価格と共に供給が心配される作柄予想となった。 この発表の直前に公開された、カリフォルニア・アーモンド産業団体Almond Board of California (ABC)の4月末の統計を見ると、昨年8〜4月末累計総出荷量は、今期初めて前年比を割り込んだ。単月出荷量を見ると4月では、前年同月比19%減と大幅に落ち込んできており、この急激な出荷の落ち込みは、明らかに異常な高値と、産地の販売調整(売り止め)によるものだが、現状のような高値環境で、何処まで需要・出荷の減退となるかが今後注目される。 何れにせよ、今期通期の出荷量は前期を下回るものと見られるが、2004年産生産量が昨年の最終予想、10億8千万ポンドから下方修正され10億ポンド程となると推定されている事もあり、来期への繰越在庫は昨年並みか、或いは下回ると予想され、来期のカリフォルニアの総供給量は、より制限されると見られる。一方、カリフォルニアに次ぐ第二の産地で、尚且つカリフォルニアからの最大出荷先のスペインは今年大幅増産が予想されており、カリフォルニアへの依存は緩和されると見通しである。 2005年のカリフォルニア・アーモンドの予想収穫面積(総作付面積から、低樹齢の未収穫面積を差し引いたもの)は昨年と同じ55万エーカーだが、数年前からの活発な作付けによって2006年以降は収穫面積が増大してゆくと見られ、開花受粉期の天候が順調であれば大増産となる可能性が大きい。 従って、長期的には2006年秋以降供給量増大が期待される中、短期的には供給逼迫と高値見通しとなるが、来期に入ってこの様な高値による消費、需要の減退が明確になり、更に来年2?3月の開花期の天候が順調で2006年産が豊作予想となった場合、2001年以来高騰を続けてきたアーモンド価格は下降局面に転ずると見る向きも多い。 |
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「カリフォルニア・アーモンド作柄予想と生産実績」グラフ (PDF) |