■薬草史におけるアーモンド

アーモンドは古くから様々な文献に薬用効果があると記録されております。 その一部をご紹介しますと、アーモンドの蛋白成分の鎮痛効果 (現在では低分子化されたアーモンドの蛋白成分が製品化されている)や食物繊維が多い事から便通に良い、 あるいはカルシウムが多いことからイライラ解消に効く等、その栄養成分の効果が古くから知られていた事がわかります。

※おことわり:以下の文は文献の一部を抜粋したものです。 内容については現代の医学的研究によって裏付けられたものでない事をご承知頂けます様、お願い申し上げます。

■1世紀頃のギリシャ:ディオスコリデスの『ギリシャ本草』

Amugdale
『アーモンドの実を食べると鎮痛作用があり、便通を即し、よく眠れる様になる。酒をのむ前にアーモンドを5〜6粒食べておくと、酩酊しないですむ。胃液を丁度よい濃度にする。』

■16世紀の明朝:李時珍著『本草綱目』巻二十九、果部

巴旦杏
『回回(イスラム)の国から伝来、甘味である。薬効として咳を止め、気を下し、心腹逆悶(胸苦しさ、胃ののむかつき)を消す。』
巴旦杏
巴旦杏
李時珍著
本草綱目附図

■江戸時代1681年:遠藤元理著『本草弁疑』

阿女牟桃子
『日本の桃に良く似た大きな木で、実を植えると良く育つ。葉も桃に似た細長い形をしており、その葉は痰によいと云われている。痰の薬』
本草弁疑